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弘法大師さんの草刈り

朝日鉱泉から登山道を5分ほど歩いたところから河原へ行く小道があります。そこは河原沿いに開けた場所で、現在では笹原となっています。しかし、実はそこには昔、「新湯朝日館」という鉱泉宿があったのです。今は奥に弘法大師さんの石像がひっそりとたたずんでいます。4年ほど前から河原への道とそこから弘法大師さんの石像までの間の笹を刈って、散歩道として整備しています。今年も少し遅くなってしまいましたが、草刈をしました。天候が良かったためか、いつもの道も石像までいけないくらい笹や巨大化したイタドリで覆われていました。

奥に見えるのが弘法大師さんの石像
弘法大師の石像までの道
弘法大師の石像
藪から救出されてちょっとうれしそう!?

 2時間ほどかけて、石像までの草刈を行ない、藪に覆われた弘法大師さんを救出しました。また、手前にある河原までの道や、昨年の大雨で堰き止まってしまった湿地の流れも元に戻しました。この湿地も、本来は登山道に湧き出ている「弘法水」という湧水が流れて朝日川に流れ出る場所で、当然水もきれいで美しいはずでしたが、流れが堰き止められてしまっていたため、藻が生えて落ち葉がたまり、淀んでしまっていました。本来の流れに戻したのでこれから数日すれば、徐々に元の姿に戻っていくのではないかと思います。