登山ルート |
朝日鉱泉→上倉山登山道→上倉水(水場)→上倉山山頂→上倉の大クロベ(登山道から5分)→御影森山山頂→大沢峰水場(登山道から急坂5分)→大沢峰→平岩山→奇石群→大朝日岳山頂 |
ルートタイム |
登り:8.5時間 下り:6時間(それぞれ休憩時間含まず) |
距離 |
片道 約13km |
水場 |
・弘法水…朝日鉱泉から10分の登山道に出ている湧水 ・上倉水…上倉山登山道急登終わり(朝日鉱泉から約2時間) にある水場。一年中出ているが水量は少ない。 ・大沢峰水場…大沢峰山頂手前(朝日鉱泉から見て)にある水 場(案内看板あり)。登山道から離れ、非常に 急な斜面を約5分下りる。水量も少なく乾燥期 には湧出場所が下がる?ため、見つけにくい場 合もあり非常時のみと考えた方が無難。 |
朝日鉱泉下のつり橋を渡り、弘法水、鳥原山への分岐を過ぎ、5分ほど歩くと谷間に開けたところに出ます。そこは昔、朝日鉱泉宿があった場所ですが、そこのすぐ先で登山道が分岐します。中ツル尾根への道と上倉山・御影森山への道になりますが、左の上倉山方面へ進みます(案内看板あり)。つり橋を渡ると、一気に急登になります。ここは本当にキツイ登りで、下りでも両手両足をつかって慎重に下りなければならない個所がいくつもあります。この急登を1時間ぐっとこらえて登りきると「上倉水」といわれる水場につきます。水場を過ぎるとほどなくして上倉山の頂上につき、その周辺では大朝日岳、小朝日岳、鳥原山の素晴らしい眺望が楽しめます。
頂上から少し進むと小さな看板があり、登山道から約5分入ったところに幹周(9.27m)の大クロベ(ネズコ)の木があります。手前と奥に2本大木があり、手前の大木でも十分大きいのですが、さらに奥にある大木が日本一の木ですので、くれぐれも間違わないように。
その後は御影森山山頂への登りとなります。このあたりのブナはどれも立派なものばかりで見ごたえ十分です。本当に美しいです。御影森山の頂上は山頂らしい山頂で、眺めも抜群です。
この先の大沢峰、平岩山までの間は、小さなピークがいくつもあり、何度も登ったり下りたりを繰り返します。このアップダウンの繰り返しは体力を消耗し、うんざりするかもしれません。このルートの一番の難所でしょう。大沢峰の水場は案内看板はありますが、登山道から崖のような斜面を結構な距離下りなければならず、あまりお勧めしません。
平岩山をすぎると平らな岩がいくつも立っている不思議な場所を通過します。変わった景色でそれはそれで独特で面白いです。そのさきは大朝日岳への最後の登りです。目指す頂上はもうすぐですので、慌てずしっかりと登りましょう。