· 

「頭殿山」朝日鉱泉から半日で登れる見所たっぷりの名山

▲途中の蕨野分岐から望む山頂
▲途中の蕨野分岐から望む山頂

頭殿山。初めて聞いた人はまず読めないでしょう。「とうどのさん」と読みます。かつては朝日鉱泉に最も近い鉄道駅の荒砥(あらと)から、朝日鉱泉に最短で行く道(当時は山頂を巻く道があり現在は荒廃)としてたくさんの人が使っていました。朝日鉱泉および朝日連峰へのメイン道路として使われていたという歴史を持ちます。現在は山頂への登山道が整備され、昔の道はほぼ使われていません(でもじつはまだ残っていて、一部崩れている箇所はあるものの、非常に歩きやすい道が人知れず残っています。このお話はまた今度)。

 朝日町、白鷹町どちらから登っても、2~3時間程度で登れ、どちらも最後に急登があるため、登った時の達成感も味わえ、山頂からの展望も良く、満足感を得られます。

▲山頂より白鷹町を望む
▲山頂より白鷹町を望む
▲木々の合間に設けられた展望場所からは大朝日岳が美しい姿を見せる
▲木々の合間に設けられた展望場所からは大朝日岳が美しい姿を見せる

 そして特に朝日町側から登った時のおすすめポイントとして、美しいブナの巨木の森と若木の森を一度に見ることができるという点です。どちらも大変美しく見ごたえ十分で思わずシャッターを押したくなるでしょう。いわゆる「映え」ポイントです。

▲美しい姿のブナの巨木
▲美しい姿のブナの巨木
▲思わず声が出るブナの若木の回廊
▲思わず声が出るブナの若木の回廊
▲明瞭、歩きやすくなった登山道
▲明瞭、歩きやすくなった登山道

 登山道のちょうど真ん中あたりにはしっかりとした水場もあり、水の心配もいりません。「やまがた百名山」は8月11日が「山の日」に制定されたのを機に投票によって選定されましたが、頭殿山も見事に選ばれ、今後一層たくさんの人に親しまれる山となるでしょう。

 ただ、これまで朝日鉱泉口~山頂までの整備がなかなかできずにおり、年々登山道は弱く・歩きにくくなり、下草も生い茂ってくるようになっていました。去年から地元団体により草刈りも行われ、今年は不明瞭な部分や歩きにくくなってしまっている部分も整備しました。登山口には駐車できるスペースもあります。

 見所たくさん、水場もあり、程よい時間で登れる名山ですので、ぜひ機会があれば一度登ってみてください。